ココロに残るお客様。。。施術日記（４００）

なんと・・・



４００回。。。




あっと言う間な気もしますが、、


よく、こんなに記事を書いたな～なんて思います。。




内容のないものも、かなりありますが・・・


ずっと、ご覧いただいている皆様、、


感謝でございます。。



そして、ご利用いただいたお客様たちも、、


本当に感謝でございますし、、


よいご縁をありがとうございました。。





本来だったら、、、



４００回キャンペーン！！！



みたいなことやりたいところなんですけども、、



さすがに、、、いまは、、無理ですね～。。。笑



ってことで、、


今回の４００回目の記事の内容ですが、、




わたしの記憶に残るお客様のお話をしたいと思います。。






もう、、かれこれ、、７～８年前くらいですかね。。



ご利用いただいた、お客様なんですけど、、





３０代前半の、、お客様でございまして、、


バリバリ働かれていて、、


会社も経営されている、お客様でございました。。




ご利用いただいた時に、、


すごく明るく、、前向きな感じの、、


やり手感のある女性だったんですけども、、




お会いした時に、、

普通にいろいろとお話をしてて、、

その途中で、、ちょっと雰囲気が変わって・・・




あの、、

あんまりしんみりしないで欲しいんですけど・・・

実はわたし、、





余命１年って言われてるんです。。





いや、、言葉を失いましたよね。。


まったく、、いままでの会話からも、、

そんな風に思えなかったですし、、

冗談かと思いました。。



でも、、、どこか表情も、、

はるか遠くを見ている気がしましたし、、

言われてみたら・・・っていう点はありましたが、


とはいえ、まったくそんな風には思えなかったんですけど・・・



見た目でわからない病ってあるんですよね。。



この方の場合は、、血液の病で、、

難病の指定もされているものらしく、、

進行が進んでしまっていて、、

あと１年～１年半と言われているということでした。。



仕事が忙しくて、、

ご結婚の予定もなく、、それが救い・・・とか言ってましたが、、

結婚して、、子供がいてもおかしくない年齢でしたが、

家族がいたら、、自分の人生のことよりも、、

残された家族のことの方が、気になって・・・申し訳ないって思っちゃう。。と。。



ただ、、ご両親には、、

なかなか言えなかった・・・って言ってました。。



ただ、、本人は、、すごく割り切られていて、、

残された期間を、しっかり生きて行こうと思っているんだ。。

やりたいことをしっかり、やろうと思う。。。って、

おっしゃられてました。。




・・・

いやいや、、ホントに、、自分がその立場だったら、、

ちゃんと受け入れられるか、わからないんですけど、、

そのしっかりとした、言動を見て、、

正直、、すごいな・・・って思わされました。。


終末医療のお話しも、、

彼女なりに、いろいろと納得のいくものを探されていましたし、、

その葛藤なども、いろいろとお聞きさせていただき、、

ターミナルケアの重要性を勉強させてもらいました。




いまだに、、

そんな状況で、、うちをご利用になられたな～って思います。。



まさかのお話しの展開に、驚きっぱなしでした。。



本当は、、わたしに言うつもりはなかったって言ってました。。

変に同情されるのも嫌だし、、

せっかくの時間を、、変な雰囲気になったら嫌だし。。って。。



ただ、、わたしが過去にお会いしてきたお客様のお話しとか、、

悩みをお聞きしてきた経緯などをお話ししていて、、

ふと、、この人にだったら、言ってもいいかな・・・って、

思っていただいたみたいで。。


ありがたいんですけども。。。



なので、、その時は、、何度も、、重く考えないで欲しい・・・とか、、

わたしのことは、、他の方と同じように考えて欲しい・・・とか、、

いろいろと念押しされたんですけども。。


今思えば、、ちゃんと他の方と同じようにできたかは・・・

分からないんですけども。。




彼女的には、、

もう、、こんな状況なので、、彼氏をつくったりするつもりはないし、、

でも、、残された人生の中で、、ちょっとは男性の温もりを感じたいな・・・って。。



楽しくお話しして、、

男性のぬくもりを近くに感じたい時間がある。。ってことで、、

都合よく、使わせてもらいたかった・・・って。。


こういう仕事だったら、、

たくさんの女性の中の一人だし、、

あまり、重くならないでもらえるんじゃないか・・・とか、、。。


いろいろと考えたうえでの、ご利用だったということでした。。



わたしも、、

そう割り切りたかったんですけども、、

実際にお聞きすると、、なかなか難しいところもあって・・・



ただ、、このお客様からは、、

ちゃんと話を聞いてもらった上で、

利用させてもらえてよかった・・・って言っていただけました。。



他のお客様と、、特段、違う点はありませんでしたが、、

できるだけ、、気にしないようには意識しました。。



初めてお会いしてから、、半年間で４回、、ご利用いただきましたが、、

４回目のご利用のときに、、


来週から、、入院するんだ～。。って。。

しかも、、ちょっと遠くて、、気候があたたかい地方で、、

病室から、、海が見える施設で、、

ターミナルケアの病院で、人気のあるところに入れるの～って。。




なるほど。。

これで、お会いするのは、最後になる・・・っていう意味なんだろうな。。って。。

そのとき、思いました。。



それ以上、深くお話をお聞きすることはありませんでした。。


お会いした４回とも、、

日曜日の１０時～１７時までで、、

一緒にお話しして、ハーブティーを飲んで、、

お客様が買ってきたお菓子を食べて、、

お客様が見たい映画のDVDとか、お笑いのDVDとかを一緒に見て、

ルームサービスで、、ランチをして、、

お風呂に入って、、お身体流させていただいて、、

ベッドで、まったりする。。っていう、ルーティンだったんですけど、、

お会いするたびに、、カラダが痩せられていくのがわかって、、

最後にお会いした時には、、おカラダ辛そうだったので、、

ずっとベッドで、一緒に添い寝しながら、、

お好きなアーティストのライブDVDを流してみてました。。




たった、４回です。。


４回しかお会いしてなかったんですけど、、


ものすごく、、お会いしていた時間が貴重だなって思わされました。。



そのお客様の、、

大切な最後の時間を、、限りある時間を、、

わたしに、与えていただいていたわけで、、


わたしは、普通を装ってはいましたが、、

かなりの重責の気持ちがありました。。


最後の日に、、



「これで最後になっちゃうのかな～。。なんだか寂しいな～。。」




って言われたときには、、



正直、、返す言葉がなくって、、

大丈夫、、また会えますよ～・・・なんて言えなくて、、


わたしも、一言、、


「わたしも、〇〇さんにお会い出来た、この時間ありがとうございました。

　このご縁、大切にしますね～。」って言ったのを覚えてます。。



最後、、なぜか、、名残惜しい感じにはならずに、、

また、お会いできる感じの雰囲気で、、

バイバーイ♪みたいにお別れできたんですけど、、

ある意味、それが奇跡みたいな感じもしました。。




わたしの役目として、、

それ以降、、彼女について、、深入りしないことが、

必要だと思っていたんですが・・・



最後にお会いしてから、、

８カ月くらいしたときに、、

とある場所に、、青いバラが届けられて、、


彼女が好きな花だったんですけども・・・

たぶん、ご友人にでもお願いしていたんじゃないかなって思いますが、

お会いしていた数回のなかで、、

わたしに確実に届く、何かをさがしていたんだと思うんですけど、、

わたしがよくいくところに届いてました。


お名前もなく、、差出人不明ですが、、

すぐにわかりました。。



彼女には、、

今後も、、こうやって、生きる女性の悩みに応えてほしいと、

そして、彼女にとって、最後の時間の励みにもなったという

コメントをいただいて、、

いまでの、それが励みになっていたりします。。




わたしは、

青い月が好きでしたが、、

彼女は青いバラが好きだという・・・

お互い、なにか共通点があった気がします。



バラが届いた日、、

ココロに刻まれた日になりました。。。





え、、しんみりしちゃいました？？


あ、、書いてる私は、、ぜんぜん、そんな感じではなくって、、


まだまだ、がんばらないとな～って思いました。。


いろんなお客様のお役に立てたらいいな・・・って。。
























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